BPMN 2.0

BPMN といえばビジネスプロセスの記法であるが、それ自身が直ちに実行可能な形式ではない。BPM ベンダーの製品では BPMN で記述されたプロセスモデルを実行可能なものはあるが、それは内部的に BPEL 等に変換していたり、そのた独自の方法によって実行していたりする。BPMN と BPEL の相互変換についてはある程度のパターンは示されているものの、すべての表現が完全にマッピングできるわけでもなく、また変換したものを逆変換して同じものが得られるとも限らない。

そんな中、「BPMN で実行可能なプロセスモデル設計をできるようにしよう」というのが BPMN 2.0 のひとつ大きなモチベーションであったと思う。ほんまにそんなことできるんやろか、ということでちょっと BPMN 2.0 仕様を読み解いていく。現時点で最新のものは 2009 年 8 月にリリースされた beta 1 である。